貧血は血液中の赤血球数やヘモグロビン量が減少し、組織への酸素供給が不足する状態です。
女性に多く、原因には出血、栄養不足、造血機能障害、赤血球破壊などがあります。

症状は疲労、倦怠感、顔面蒼白などで、進行すると頭痛やめまいが現れます。
貧血の種類により神経症状が加わることもあり、高齢者では認知症との区別が必要です。

診断は血液検査でヘモグロビン濃度を測定し、原因特定のため鉄分量の測定や便潜血検査、内視鏡検査などが行われます。

治療は原因疾患の確認後、それに応じて行い、重症時には輸血が必要です。

予防にはバランスの良い食生活が重要で、鉄分やビタミンB12を含む食品の摂取を心掛け、妊娠・授乳期は栄養配慮が特に必要です。
原因不明の場合は医療機関への受診を推奨します。